ライブレポート完結編

THE ORDINRY BOYS/Over the Counter Cu

 しばらく続けてきたライブレポートも今日で最後。10月に次のライブを敢行するという噂もあるthe Brown Mountainですが、そんな彼らのライブレポート、皆さん楽しんでいただけたでしょうか?では、4曲続けてどうぞ。
 Hei-Pooがすべり、Timがカバーした後は、Bradの登場。Amと冠されたこの曲はBradが彼女のために書いたとのこと。A,E,G#そしてC#mの4つのコードが延々繰り返されるこのナンバーは、落ち着いたギターから始まり轟音の渦へと変貌していく。また珍しくHei-Pooも腰の入ったドラムを披露している。曲だけ聞けばオーソドックスなバラードと言われてしまうかもしれないが、これも魅力であろうか?何故か心動かされるものがあった。
 前半から続いてきたTimとBradのマイクラリーもそろそろ終盤。Timがこの日最後のマイクを握る。曲はConclusion、Timがthe Brown Mountainで初めて書いた曲である。「正義って何処にあるんだ?」と叫びながらも「聞いたこともないぜ」と自問自答するTimの姿は、誰もが抱く現代のへ不満を代弁しているかのようだった。
 そしてSummertime Driver、Bradがライブ直前のインタビューで語っていた曲。元々HipHopのクルーとして自主制作のCDを作った経験もあるBradだが、この曲でも得意のラップを披露してくれた。しかしまたしてもHei-Poo、この男は最後の結びのタイミングを平気ではずしてしまった。その後彼が残りの2人から受けた制裁は想像されるとおりだろう。
 ラストの曲はアコギに持ち替えたBradによる楽曲、Somebody。カントリー、オールドな雰囲気を会場いっぱいに漂わせながらライブは終了。19時46分の事であった。
 「いろんな課題が見えたよ。これでまた次に進める。」と語ったのはライブを終えたTim。そう、これは始まりである。次のライブの予定は今のところ決定していないが、バンドの面々は冬になる前にはもう1回やりたいと言っているし、音源製作のためのリハーサルを重ねたいという思いもあるそう。次に彼らの姿を見るのはいつであろうか?私はその日が待ち遠しくてならない。