ライブ直前3日連続企画!!メンバーインタビュー第三弾!

 3日間に渡ってお届けしてきたこの企画も最終日。最終日に満を持して登場するのはTim。これまでも自身の歌詞を提供したり、我々に対して積極的にコメントをくれたりと、バンドの中と外とのパイプ役的な一面を見せていた彼であるが、今日はそれ以外の姿にも迫りたいと思う。

「明日は初ライブと言う事ですが、今の心境はどうですか?」
Tim(以下T)「やっときたって感じかな。もう早くやりたくてウズウズしてるよ。緊張はしてないね。明日のライブを観に来るのはほとんどが身内の奴ら。地元の人間、昔からの仲間、学校の友達。みんながお互い知り合いってわけじゃないんだけど、みんな俺達を通じて1つの仲間になる。明日のライブはそんな感じさ。だから、ライブというより学園祭のステージに立つような感覚だよ。」
「明日のラインナップであなたの曲は何曲?」
T「4曲だ。元々枠は5曲だったはずなんだけど、1個Hei-Pooにやったんだ。」
「その4曲を振り返ってどう思いますか?」
T「今回の曲は全て自然発生的に生まれたものなんだ。起こるべくして起こったってことかな。バンドが発足してから5ヶ月程たつけど、その期間に自分の身の回りで起こったことを元に作られている。曲を作るトキって色々考えてしまうとできないんだ。かまえてしまうとね。だからボーっと楽器をさわっているときに自然と出てくる。そこで出てくるものはやっぱり素の自分だよ。あ、でも1曲だけはちがうかな?」
「それはなんという曲ですか?」
T「James kitchenって曲なんだけど、あれは先に自分の中で完璧なリフができてしまっていて、それに見合ったメロディーがなかなかできなかったんだ。で、一度ボツにしてしまってたんだけど、最近また掘り起こしてみたら案外上手くいったんだ。明日の中盤あたりにやるからチェックしといてよ。」
「では、あなたのバンド歴について話を移したいんですが、あなたの経歴をざっと話してもらえませんか?」
T「中学の文化祭に遊びみたいなバンドで出演したんだ。それが、バンド活動の始まり。高校に上がってからも似たようなメンバーでコピーバンドをやっていた。大学に入ってみんなそれぞれ別の生活がスタートしたことで、そのバンドは解散。で、大学で知り合った奴らとバンドをやりだしたんだけど、音楽性が合わなくて脱退したんだ。そのときはベースとボーカルをやらされてたんだけど、俺はオカマの曲を唄いたくはないんでね。でもバンドはしたかったし、するべきだとも思っていた。だからもう一度地元の仲間とバンド組むことにしたんだ。それがthe Brown Mountainさ。」
「では、今のバンドには以前のバンドにはなかった満足感があると?」
T「そうだね。満足はしている。そいつをもっとでっかくするための不満もあるけどね。」
「Hei-Pooサンのことですか?」
T「結構痛いとこをつくね。正直言って俺とBradは最高のコンビだ。明日のライブを観てくれれば分かるハズさ。でもHei-Pooはちがう。バンドをはじいて考えれば、俺達3人は上手くいってると思う。でも、いざスタジオに入ったり、音楽について話すとなると、奴は第三者的な姿勢を見せる時があるんんだ。奴がそうしてるのかもしれないし、俺達が勝手にそう思い込んでるだけかもしれない。お互いの理解にはもう少し時間が必要だね。おっと、少し話がそれたね。」
「では最後に、これは今回の企画を通して全員にお聞きしている質問なんですが、あなたがバンドに対して貢献していると言えることは何ですか?」
T「俺達には独特の雰囲気がある。そしてそれは、3人の微妙なバランスの下に成り立っている。これは3人の誰が欠けても成り立たない。だから俺はバンドにいるだけでバランス維持に貢献していると言えるね。曲なんてものはほっといてもいいものができる。でものそのバンドに熱がなければそれはクソだ。」

いかがでしょう。途中Hei-Pooサンとの確執が浮き彫りになりかけましたが、これにはHei-Pooにやる気を起こさせるための一種の動機付けであるとの見方もあるようですし、バンドの存続には影響ないでしょう。それにしても、この自信。そして明日は初ライブ。ついにこの瞬間がやってきました。では最後にメンバーからの言葉でお別れしましょう。

『See Ya In The Pit!!』