新曲について語る

Brown_Mountain2004-10-05

 コンスタントにスタジオリハーサルを続けてきたthe Brown Mountainは少しずつ新しい楽曲を完成させつつあるようだ。現在スタジオでメインにプレイされている楽曲はTimによるモノだが、Bradもいくつかデモを用意しているらしい。そんな中、Timの最速インタビューが届きました
 今回はそれぞれにテーマがあるということですが。
 「テーマというかただのイメージでしかないんだけど、今までの曲にはイメージ自体がなかったんだ。今までは直感的に作曲することが多かったんだけど、今回はまず曲のイメージを作るところからはじめたんだ。コードとかキーとか言うんじゃなくて、ただ単にこんな感じってね。」 
 どんなテーマなんでしょう?
 「今はまだ2曲しか書いてないんだけど、そのうちの1つはバンドの中で“第一次世界大戦”って呼んでるんだ。コイツにかかわるキーワードをあげると、敗戦・蓄音機・アナログ・行進する兵隊…ってとこかな。とにかくベトベトしてるんだけど、妙な開放感もあるんだ。もう1つは“壊血病”っていって、つまり航海だね。しかも新大陸発見時代の今まさに大海に漕ぎ出るみたいな。コンセプトとしては航海に出て後悔するっていうホントにベタで使い古された物語があるんだ。2つの曲をカタチにしてみて思ったことはレトロっていう意味で2つが共通しているっコト。」
 戦争に壊血病とは、歌詞のほうもそういった物語的なものなんでしょうか?
 「このテーマと歌詞はまったく別物だよ。テーマはあくまでも曲、音楽としてのテーマ。そこにどんな歌詞がのったってテーマが変わるわけじゃないし、逆に歌詞がテーマに左右されるわけじゃないよ。大体、ストーリーテリングをするには、まだまだ未熟者だしさ。」
 なるほど。ではそんな2曲の聞き所は?
 「曲にテーマがある分起承転結がはっきりしたものになってると思う。1曲の中に、一連の流れがあるんだ。そこを聞いてもらえればいいんじゃないかな。前みたいに直感的に作った曲は瞬発力こそあったけど、深みがなかったっていうか。今度の方がより深い内容になってる。」
 完成が楽しみです。