第2弾

Brown_Mountain2004-11-05

 最近はめっきり寒くなって、家から出たくないというヒトも多いかと思います。とはいえ世間は学祭シーズン。なので今回は青春爆発。これぞ学祭で聴きたいアーティストということで「the Get Up Kids特集」です。
 ところで、皆さんはエモコアという言葉を着たことがありますか?このエモコアとは、エモーショナル・ハードコアの略であり、一つの音楽ジャンルを表す言葉として一部のインディーズファンにはすでに定着しております。エモコアと呼ばれるバンドには、ハードコア張りのエネルギーに疾走感とあふれんばかりの感情をプラスした音っと言う意味で共通する点があり、主に学生、それも酸いも甘いも経験済みの大学生層などにファンを多く持つというのが、まぁ一般的な解説になるでしょう。
 そこでこのthe Get Up Kids、彼らも上に書いたような解説を地で行くタイプで、出身はアメリカのカンザス。これまで4枚のオリジナルアルバムを出し、編集盤出しているベテラン。特に2枚目のSomething to Wright Home Aboutはエモのマスターピースと言われるほどの超傑作で、発売から5年が経った今でもなおファンに聞き続けられている名盤です。構成は、ヴォーカル、ギター、ベース、ドラム、キーボード。この5人の作り出す世界の中には、まさにそこら辺の学生のありのままの感情が渦巻いてます。しかし私は、その5人の中でも特に、キーボードがこのバンドの世界を作り出していると思います。確かこないだTimも言ってたような「うちにもキーボーディストがいたらなぁ」そのくらい、いい味出してるんです。
 日本でもここ最近は、ダサくてもいい曲をという考え方が浸透しつつあるようですが、その恩恵にあずかっているバンドはほとんど彼らに影響を受けているのではないかと思います。とにかく一度聞くと、「そのさわやかさから、青春の二文字が頭から離れなくなる。」というのがエモコアのいいところ。皆さんもここらでもう一度青春してみませんか?